オーダーメイド枕を買って1ヶ月超が経ったのですが、最の高がすぎる!!!コスパ凄い!!!ってことでどうしてもしたいから枕を買ってハッピーだった話をする。
会社の同僚と「一日何時間くらい寝てる?」って話をしたとき、大体5~6時間くらいかなぁでも休日はもうちょい寝てるわってなって、そのときふと気付いたんだけど、それって私は人生の4分の1を寝て過ごすってことだ。どうしよう、寝てる時間、意外とめちゃくちゃ多い。割とQOL*1を上げることを目的に生きてるから、こうなったら寝てる時間を充実させたい。
生きてる間は自分の努力ではどうしようも出来ない嫌なことも起こるけど、寝ている間は自分の手で質を向上出来る。私の眠りは他者に介入されにくい。なんて難しいことはあんまり考えず、シンプルに「寝てる時間をもっと充実させてみるか~~~!!!」くらいのノリでオーダーメイドの枕を作ってみました。
さて作ろうってなったとき、さすがに周りに枕を作ってる人もいなかったので、とりあえず、
①家、もしくは会社から近い
②仕事終わりでも行ける
の2点を基本条件に、ピローフィッターという枕作りの専門家がいるということで「ロフテー枕工房 二子玉川クチュリエ店」へ行ってきました!
わくわくしながら仕事終わりにニコタマへ。ロフテーの枕工房はサイトから予約が出来るので、待たずにすぐ案内してもらえました。
一番遅い枠で19時スタートがあるから、頑張れば仕事終わりにも行ける!
お店の中はお会計場所と枕のサンプルが並べてあるオープンスペース、そしてその奥にパーテーションでしっかり区切られたフィッティングをする場所に分かれています。明るいけど外から見えない!枕は以下の手順で作りました。
①首や頭周りを測る
まずは首のカーブを計測。あと、頭をタッチして丸みの程度を測ったりしました。
ちなみに私は首がかなり長めのストレートで、頭もしっかり丸かった。この首が長めというのがネックらしく(首だけに)、起きたときに片周りが重だるかったのは今までの枕(使いすぎててぺちゃんこ気味だった)と首の相性が悪かったせいの模様。この辺は後述します。
②ざっくりした高さを決める
ベースとなる高さを決めます。ちなみにこのベースとなる高さの枕が所謂ホームページで販売しているセミオーダーの2号3号みたいなやつ。
③素材をとことん試す
これが超~~~~~~~~~~楽しい!!!
固さが素材によって何段階か分かれていて寝転がりながら試していきます。この素材によって枕の値段も変わる。ふわっふわに柔らかい羽根、ストローみたいなパイプ、包み込んでくれそうなウレタンフォーム、ちょい固なソバガラから、剛炭、マルコビーンズなんて聞き慣れないものまであります。変えてもらってはごろん&寝返りころころ。中身こんなの入ってるよ~って実際の素材も見せてもらえる。いや、本当にすごいの。同じ高さのものでも寝心地がぜんっぜん違う。全く違う。洗えたり洗えなかったり、経年劣化の差があったり、機能的な違いも勿論あるけど、嘘みたいに寝心地が違うんですよ。そしてピローフィッターさん曰く、明確な善し悪しの物差しは無くて完全に好みらしい。だからとにかくごろごろとっかえひっかえしました。そして徐々に絞っていく楽しさ!さながら枕トーナメント…枕天下一武道会…。しかしまあ、百貨店の一角で仕事行くような格好でベッドでひたすら寝返りうってる光景、なかなかにシュールではある。
ちなみに覚えてる限りの枕の素材の印象です。
【ウレタンフォーム】
最終的にこれにした。適度に固さもあるけどふわふわ。めっちゃ包まれてる感じ。特に横向きで寝たときにほっぺに当たるもちもちな感じが最高。しかしピローフィッターさん曰く、通気性が他のより劣るから夏はいまいち。でもそんなの関係ねぇ!とこれを選びました。大満足。愛してる。ちなみに洗えない。機能性、死んでる。でも愛してる。
【羽根】
貴族の枕。柔らかくて超沈む。明らかに高い枕の寝心地。
【エラスティックパイプ】
最後まで悩んだ。ウレタンフォームよりちょい固。通気性もよく、確か洗える(間違ってるかも)ただ少しかさかさ音が気になってやめました。でもかなり良かった。お金持ちだったら夏用に買っていた。でもヲタクだからお金なかった。
【ソバガラ】
結構ごりごりしてた。でも多分、こういうの気持ち良い日もある。絶対ある。
全種類試したけど覚えているのだけ。
とにかく、でも試すの楽しいよ。これは仰向け寝はいいいけど、横寝は微妙とかもある。何度試して戻してをやっても許される。最高のひとつを選ぶまで何度も己と向き合う時間、最高だった…
④高さを細かく調整する
実は、ロフテーのオーダーメイド枕ってパーツが5つに分かれているんですよ。*2
で、この5つ全部の高さを変えられる。冒頭①で図った諸々に合わせて、中の素材を増減させてピローフィッターさんが一つずつの高さを合わせてくれます。
小学生が書いた図みたいだ。5つのパートからなる枕の高さは3つの種類に分かれてます。
1→後頭部を支えるとこ
2→首を支えること
3→横寝のときにほっぺたがくっつくとこ
って感じです。
ちなみに私の場合は
1→後頭部が丸いからかなり低め
2→首が長いのでちょい高め
3→高め
って感じでした。
いや、これ、すごい。1と2が劇的だった。
高さを軽く上げ下げして、横になったらめちゃくちゃ呼吸が楽だった。明らかに分かるくらい、息をするのがめちゃくちゃ楽。どうやら、いままでの枕はぺちゃんこで低すぎたため、首を支えきれず前傾に丸まってしまっていたため、気道が少しふんづまっていた模様。それに、後頭部の丸みを1のへこみが吸収してくれるから首が前傾に曲がるのを二段階で防いでくれる。のが、説明を受けなくても分かるんですよ、体感で。そして同じ説明をその後された。体感のほうが早かった。一度目のざっくりとした調整だけでも楽だったんですけど、その後自分じゃ分からないレベルの細かな調整をピローフィッターさんが何度も繰り返してくれました。
そして、枕完成。
ここまで大体一時間くらいでした。その後、最後の仕上げをしている間15分くらい待ち時間になるんですけど、この間私は抱き枕の体験をさせてもらい、またしても百貨店の一角で永久ごろごろをしていました。段々慣れてくる。仕事帰りなので普通に寝落ちしそうだった。
ちなみに、この枕当日に持って帰れます。なので、注意事項としては①荷物の多い日に作りに行くと死ぬ。②雨の日に作りに行くと帰りしんどい。私は二つとも当てはまりました!!!!!枕は晴れの日を狙って、荷物少な目で作りに行こうね…
ちなみに肝心のお値段ですが、私の枕は約2万円*3でした。
一度枕を買うと高さが合わなかったときやへたってきたときに保証期間内であれば無料で直してもらえます*4。あと、一度作ると次に中身を全部変えて作るとき中身入れ替えで行けるから安く作れるらしいよ!アフターケアも含めたコストだね!
で、使って約一ヶ月経ちました。そして、気付いた。
枕を作るということは寝ている時間を充実させるというより、起きている時間のパフォーマンスを向上させる行為だった。
枕、マジですごいぞ。
一ヶ月で明らかに肩凝りが改善した。ここまで書くと本当にステマみたいで嫌なんだけど、そもそもダイレクトマーケティングだし、本当に肩凝りよくなったからしょうがない。通っている鍼灸のお姉さんがびっくりしてた。
あと、これが最大の利点だったんですけど、ショートスリープだった朝のすっきり度が格段に違う。
ヲタクしてるとどうしてもショートスリープにならざるを得ないときってあるじゃないですか。無理くりな遠征で最終新幹線帰宅とか、どうしても録画消化したくて夜更かしとか、推しの尊さに興奮して眠れないとか、何故か豊洲で公演時間4時間もある舞台に鬼はまりしてしまったとか、仕事終わりに定時ダッシュで18時開演飛び込んで飯も食わずに終演22時とか、新感線タイムは生活習慣殺しタイムだとか!!!!!*5とにかく、どうしてもショートスリープにならざるを得ない、それがヲタクという生き物…。しかしまあ、起きた時のすっきり度、全然違う。重だるくて辛い朝、めっきり減った。
30代を超えてからのヲタクって金以上に体力との勝負なんですよね。本当に弱くなった。いつの間にか夜行バスがしんどくなった。太陽の下を長く歩くとぐったりするようになった。マチソワ頑張りきれなくなった。ほんと、そういうこと。マジで金で買える体力なら、買うべき。元気に対するコスト2万は安い。だって死ぬまでヲタクしたいじゃないですか。現場回したいじゃないですか。推しの一瞬一瞬のきらめき、逃したくないじゃないですか。いつまでもあると思うな親と体力、そして推し!!!
ってなわけで、枕を買ったらヲタ活に向かう活力が向上したって話でした。
まあ、合う合わないは人にもよるから責任は取れないよ!!!すまんね!!!!
次はお金を貯めてマットレスを狙います。腰痛にも勝ちたい。